2つの視点でアイテム名を変更するだけで売上アップ!伝わる・検索されるアイテム名に必要な心得
どうも!買い物中毒のファション通販アドバイザーの野田(@KURUZE)です。お買い物してますか?
今日は、藤村先生のこのツイート、
美容室の名前って意味がわからない横文字が多い。
それをそのまま検索してもらおうと思っても、検索なんてしてもらえない。
正式名称はどうでもいい。
検索してもらおうと思ったら、お客様が検索しやすいワードにすることが大事。#エクスマ— 藤村正宏 (@exmascott)
そして、それを読んだエステサロンの繁盛アドバイザー はだっちのブログ を読んで「通販でも同じだな」って思ったので、ブログにしました。
<参考記事>
貴女のお店の名前、読める?検索してもらえる?LOEWEって読める?
通販の場合、店名も言えることなのですが、もっと身近な部分では「商品名」においてもこれが散見されます。これは 通販横丁 という通販ノウハウを共有するグループで公開している「通販売上アップ100の法則」( =実際は100以上あります ) でも紹介しているスライドの1枚。
この画像にあるとおり、基本アイテム名は企画や生産担当者がつけます。でも店頭にアイテム名が出ることはないので、大抵は適当な名前であることが多い。通販担当者としては、これをお客様が検索する言葉にちゃんと直して登録することが必要です。じゃないと検索にひっかかってきません。そこで注意すべき点を2つにまとめてみました。
1 省略はもはや暗号。しっかりと正式名称にする
PT → パンツ
OP → ワンピース
これ、信じられないかもしれないけど一番多いパターンです。パンツを「PT」、ワンピースを「OP」というように、社内では通用する省略したアイテム名をそのまま通販サイトに登録してしまっているパターン。サイト内にあるキーワード検索は「アイテム名」「説明文」「検索用に登録されたキーワード」を見て検索結果を表示することが多いのですが、アイテム名がOPのように省略されていると、他の項目に「ワンピース」と入っていないと検索に引っかかりません。
またアイテム名は、カートや納品書など、いたる部分に表示される項目になるので、「アイテム名」「説明文」「検索用に登録されたキーワード」の中でも一番お客様の目に触れる部分が多い箇所。ゆえに不安をなくすように必ずアイテム名の省略は、正式名称に変更してください。
2 業界用語は使わないで、一般名称に変更する
裏毛 → スウェット
デニム → ジーンズ
これもかなりの数、見受けられます。生産担当者の方や企画の方は物作りの現場で仕事をするので、どうしても市場とは乖離した専門用語をアイテム名にしがち。例えば「裏毛」とかよく会話に出てくるのですが、お客様は「スウェット」のことを「裏毛」とは呼びませんよね。
もう一つ代表的な例で言うと「デニム」です。デニム素材のパンツのことを総称してデニム ( =もはや素材名になっているのですが ) と呼んでいるですが、一般に広く検索されるキワードは「ジーンズ」なんです。アパレル関係者からすると「ジーンズ」って呼び名がダサいイメージもあると思うのですが、実は去年から今年のデータを見ると検索されるボリュームとしては、デニムよりジーンズの方が30%程多い。
これはボクも落とし穴にハマっていた部分ですので、定期的にキーワードプランナーなどで検索回数は調べてみると良いと思いました。
来月くらいから春夏の商品の登録が始まると思うので、アイテム名の変更は「おもてなし」だと思って一手間かけてください!