「プレ」って言葉は買い控えを起こすので金輪際使いません!
どうも!買い物中毒のファション通販アドバイザーの野田(@KURUZE)です。お買い物してますか?
今日のブログでもまた「アパレル業界の常識」を1つ覆してみたいと思います(笑)。
「プレ」って言葉、お客様に響くって思っていませんか?
よく見かける「プレセール」という言葉。これブランド側としては、お客様にとって「早く」セール品を見ていただける場を提供しようと考え、「良かれ」と思って「プレセール」と言っていると思うんだけど、これまったくの逆効果でした。
プレって言葉のおかげで何が起きるかというと「買い控え」が起こります。
この実証実験は「プレって言葉、業界用語なんじゃ!? お客さんはプレって言葉に対して早く買えるというメリットより、まだまだ本番前というネガティブなイメージを持っているのでは?」という、ふと頭をよぎった仮説からスタートしました。
そこでタイトルやディスクリプションと言われる部分のキーワードを「セール」と「プレセール」と2つ用意して、その他の条件をまったく同じに設定。それをメールタイトルやリスティング ( 検索連動型広告 ) で出し分けて検証をしてみると、やっぱり!
開封率やクリック率でいうとそこまでの大差はでないのですが、購入率で見ると10%くらい「セール」という文字を見てサイトを訪れた人の方が購入率が高くなりました。
セール本番では「もっと良いのがでるのかも、もっと安くなるのかも」
お客さんは多分、こう思ったじゃないかな。ブランド側としては「先にお安く買っていただける」と良かれと思って「プレ」という言葉で伝えようとしてるんだけど、お客様にその真意は伝わっておらず結果買い控えを起こすという結果に……。
なので金輪際プレって使わない方が良いと思いますよ。ってボクも散々使ってたけど、もう使いません(笑)。「プレオーダー」ってのも普通に「先行予約」ってカッコつけない方が伝わるんだろうね。
じゃ、なんて伝えようかな〜。やっぱ「先行」って素直な言い方の方が伝わるんだろうなぁとか、そうやって色々妄想してる時間がまた楽しいのです。
残念ながらセールが落ち着いてしまったので、またその時がくるまで「伝わるキーワード」を探して色々試してみたいと思います。
今日は短め (笑)。以上!