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なぜアパレル企業なのに大学卒を無条件で優遇するの?

どうも!買い物中毒のファション通販アドバイザーの野田(@KURUZE)です。お買い物してますか?

昨日は「バンタンデザイン研究所」でアパレルについて学んでいる学生のみなさんにお話する機会をいただきました。

学生時代、おっさんのオレってスゴいだろ的な昔話や小難しい話されても退屈なだけだったので、ボクのキャリアのスタートとなったメンズ・ファッション誌での経験から今に至るまでに気づいた「これからのアパレルを担うみなさんに必要な心得」そんなお話をさせていただきました。

終わった後に「他と全然違って面白かったです」と言っていただき色々談笑もできたので、四十目前のおっさんでも受け入れてくれたんじゃないかと思います。エクスマのエヴァジェリスト・コースで学んだ成果は伊達じゃないないなぁと痛感。

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女性8割の教室でまさかのスライド。でもこの話が大事 (笑)。さすがバンタンさん、懐深いね!

 

なぜアパレル企業なのに服の勉強をした人より、大学卒の方が無条件で優遇されるの?

そして生徒のみなさんと談笑していく中で、ずっと思ってたことが話題に出ました。それは「なんでアパレル企業なのに服の専門学校卒より大学卒の方が給与が良いのか?」という話題。

ボクも服飾の専門学校出身なので同じように思うのですが「アパレル企業なのにアパレルについて専門的に学んだ人より、平均的に学んだ人を無条件で優遇するっておかしくない?」って思ってました。

いやそりゃ一般的には大学生の方が平均値が高いんだと思います。けどさアパレル企業ってアパレルを扱うわけで、それを専門に学んできて、なおかつ服が好きな人を「無条件で冷遇」するっておかしくない?って思うんです。無条件ってところがポイントね。なんだったら応募すらできないケースもけっこうある。

個性的で多様性を認めることがファッションの面白さなのに、組織としては通り一辺倒で他と変わらない採用基準。同じような商品ばかりで、どこで買っても一緒ってよく言われる今のアパレルだけど、そもそも社会人としてスタートする時点からすでに通り一辺倒な基準でふるいにかけられてしまっているわけで。。。

今のアパレルに必要なのって平均点じゃなくて、どっか欠けててもどっかが突き抜けてる、そんな個性だと思うんだけどなー。

せめて応募はできないというのを改めたり、大卒と同じ給与でスタートする人もいるとか、今の「無条件」感をなくすような取り組みがもっと広がるといいなって、アパレルの専門学校に通う後輩たちを見てそんなことを感じました。