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【 VALU 体験記 】先日初めてのお買い物をしました。それは……

どうも!買い物中毒のファション通販アドバイザーの野田(@KURUZE)です。お買い物してますか?

今日、ボクはとあるものを買いました。それはとっても欲しかったもので「 VA 」と言います。今日はそんな初体験となるお買い物のお話です。

「 VAがなにか? 」を語る前に、まず最初にVALUと呼ばれるサービスを紹介する必要があるのですが、VALUとは5月31日にできたばかりのウェブ上の新サービスです。

このVALUとは早い話が「会社が発行する株のように、個人が株を発行してそれを出資者に買ってもらうことで資金を集めることができるサービス」です。ホリエモンやイケハヤ、はあちゅう、LINEの田端さんなど、名だたる著名人がこぞってVALUを初めて今最も話題を集めるサービスとなっています。

まずこのVALUでは、登録する際に自分のSNSとの連携を行います ( しなくてもOK )。そうすることでフォロワー数に応じて、自分の時価総額が算定されます。それを株式と同じように何株に分けて発行するか決定して売り出すことができます。あとはそれを他の人が買っていけば値段が上がるし、売りが先行すれば値段が下がるという、ここは株式市場とまったく同じ仕組み。

当然、登録して自分の株となるVAを売りださないで他の人のVAを売買するだけの参加も可能です ( =ボクは今この段階 )。VAを購入した人はVALUERと呼ばれる株主に当たる存在となります。

でも株式市場と異なる点も多い。まず売買については、すべて仮想通貨 ビットコインで行われます。そして株主になることでその会社の経営権や支配権を有することができますが、VAはいくら取得してもそのような権限は一切ありません。

VAを買うことで出資したお金をその人が何に使おうが、VALUERは一切口を出すことができないのです。株式会社では儲かったので、株主に対して配当というリターンで返していきますが、VALUではその必要もなし。

人によってはVALUERに対して、個人コンサルをしたり限定サロンに招待したり、株主優待のようなことをする人もいますが、それも個人の自由。

つまりVALUERへの優待サービスがない場合は、売買することで利益を得ることはあっても現時点では有望だと思う人に投票する、または応援するという感覚に近いのかもしれません。


これがボクのVALUの画面

 

まずはVALUに登録!

VAの売買にはまずVALUに登録することが必要です。プロフィールを入力し、各SNSを連携することで登録が完了します。ここで自分のVAを市場に公開するか選択します。この際にフォロワー数に応じて自分の時価総額が表示されます。

ボクの時価総額は2.162 BTC。日本円にすると62万でした。安っ (笑)。ここは単純にフォロワー数によって変化するようなので、友だちの少ないボクはこんなもん。でも、ここが1つの注意点かなって思いました。

情報商材屋とか、一回あっただけでもひたすら申請しまくって友だちを増やしまくるような胡散臭い人でも、フォロワー数が多ければ初売り価格は高値でスタートします。その後売れないので伸びないとは思うので、結果帳尻はあうんだろうけど (笑)。

で、それを何株に分けて発行するか選んだ後にVALUの審査をクリアすれば自分のVAが市場に売り出されるという仕組み。たくさん買ってもらいたい人は株主にあたる VALUER 優待を設けることもできる。

ボクはとりあえず買いたいVAがあったので、公開しないで登録は完了。次にVAの購入に必要なビットコインの調達に移ります。

 

次にビットコインの購入!

色々調べた結果、coincheck という取引所の名前がよく出ていたので、そこに決定。まずは登録をします。その際に個人情報の入力をしていきます。住所や氏名の他に免許証の裏表の画像。そして免許証と自分を一緒に写した画像のアップロードが求められます。

「くっ!自撮りか。。。。」。

自撮りはしない主義のボク。しかしVAを取得するためにはどうしてもビットコインが必要なので、ポリシーに反しつつも慣れない自撮りにチャレンジ。カメラを自分の方に向けるボタンが分からないというガラケーオヤジのような悪戦苦闘の末に、なんとか自撮りを終えてアップロード。

30分後くらいでしょうか、メールが届きます。「個人認証に失敗しました」。

よく読むと自撮り写真の免許証の文字が不鮮明で読めないからもう一度送れとある。「自撮り素人に対して、なに高度なこと要求してんだよ!」と愚痴りながら再度チャレンジ。そうするとまた「個人認証に失敗しました」のメール。

やっぱり生理的に自撮りが無理なんでしょうね。そんなやりとりを4回繰り返しました。しかし何とか認証を終えると、いよいよビットコインの購入が可能になります。

普段からお買い物に明け暮れるボク。当然、現金はあまり持ち合わせていないので、まとまった資金の調達の際には常に未来の自分から借りるのが流儀。そこで迷わずビットコインの購入にクレジットカード決済を選択。

投資の第一歩は少額投資からということで、10万円分の購入を決めます。そこでクレジットカード情報を入力していざ決済ボタンを押すと・・・「決済失敗」のアラートが出現。入力を間違えたかなと思って、やり直しても再度失敗。何回やってもダメ。カードは使えるはずなのに、なぜか決済が通らない。

そこで仕方なくコンビニ支払いを選択。現金払いになってしまうので、金額を5万に減額して完了。速攻でローソンにいって手数料の1000円を追加した5万1000円を払って、遂にcoincheckに5万円が入金されます。

この時の相場では1ビットコインあたり約30万円。また入金するのが面倒なので、少しだけ日本円を残して 0.16 BTCを購入。まずは練習だからこんなもんからね。

ビットコインの相場は日々変動するので、4万7000円くらいで買ったビットコインが瞬殺で10%以上アップして5万2000円超え。ね、貯金とかマジでバカバカしいでしょ。ちゃんと使えばこうやって増えるのよ (笑)。

そしてゲットしたビットコインをVALUに送金することで、いよいよVAの購入が可能になります。しかしここで、ちょっと待ったがかかります。送金にはcoinbackから自宅に届く書類を受け取る必要があるらしい。仕方ないで、この日の作業はここで終了。書類を待ちます。

 

書類到着!いよいよ送金完了。そしていよいよVA購入へ!

数日後、書類が届いたことで送金が可能になり即座に送金完了。ここで今度はVALU側で入金確認のため待たされることに。そうこうしてるうちに営業時間の21時を迎え、購入はあえなく次の日に持ち越し。ジラすぜ。。。

そして翌日、VALU側の入金確認が完了し、いよいよVAの購入に移ります。

ボクがここまでして購入したかったVAとは、そう師匠 藤村先生のVAなんです。以前、こんなツイートをしました。

そうしたら、すかさずこんな返信をいただきました。

マジか!? VA発行してたんですか?! 即座に調べるも発見できなかったので、この時はそのままにしていたのですが、先日VALUで検索してみると・・・・・


いたーーーーーーーーーーー!しかも VA 発行してるしーーーーーーー!

こりゃ買うでしょ。ということで、即座に藤村先生のVAの購入に移ります。藤村先生の時価総額は585万。さすがケタが違う。全部で5000 VA 発行していらっしゃる。

全株買い占めたいところですが、当然そんなお金ないので、まずは40VAの買い注文。ただ数日経過しても約定 (=売買の成立 ) しないので、注文数が多かったのかと思い注文数を5VAに変更するも約定しない。そう、ここで気づいたのは「発行しているけど売りにはでていない」ということ。

なるほど、なるほど!そういうことね。確かに一度発行したVAを買い手が好きなだけ買えてしまったら自分の価値を自分でコントロールできないもんね。発行はしても売りに出す量を自分でコントロールすることで、自分の価値をある程度コントロールして調達できる金額を増やすことができる (反対に暴落することもあるけど )。

これで勝手は理解した。他にもTwitterのプロ ゆかりんにも買い注文を入れ、109MENSなどに店舗を構えるヴァンキッシュというブランドを展開している石川さんにも買い注文。

正直、ヴァンキッシュの服は買ったことないけれど、アパレル業界の常識を覆す考え方やSNSの使い方など、石川さんの考え方に共感する部分がとても多い。

そうなるとVALUはまさにぴったりのサービス。服を買うという応援ではなく、個人の価値を買うという、より「個」に近い形で支持することができる。

すでに石川さんのVAは流通しており、売り注文も出ていたので価格が折り合えば約定します。これが購入した時の相場。売り注文が 0.0278 BTC から入っていて、売り気配が一番多い部分が 0.03 BTC 。今回は約定が目的だったので、底値ではなく売りに出ている中でVA数が一番多い 0.03 BTC を指値にして4VAの買い注文 ( =この時の相場で3万4000円くらい ) 。

即座に約定して見事購入完了。初のVALUERとなりました。

そして嬉しいことに VALUER 優待として3VA以上取得している人には、限定Tシャツプレゼントの優待付き。ラッキー!ありがとうございます。

と、初めてのVALUレポートはこんな感じ。

まだまだ始まったばかりのVALUでは、色々な問題があると言われています。単純にフォロワー数だけで初値が決まるので、影響力がなくてもやみくもに友だち申請して数を増やした人が高値スタートしてしまう点や、VA発行者がサービスから退会したらVAの価値はどうなるかとか。

他にも発行者同士が示し合わせてお互いのVAを買いあうことで価値がどんどんあがっていくことなど、色々問題はあると言われてますが、まぁそれはそれ。

それより警戒ばかりして、会社から個人の時代へと移った変化の波に取り残されることの方がリスクだなって思うので、もうしばらくは VALU の世界を覗いてみようかなって思ってます。