自社のファンに向けて簡単に伝える方法、教えます
自社のファンが一番集まる場所で「分かりやすく」告知、してますか?
どうも!買い物中毒のファション通販アドバイザーの野田(@KURUZE)です。お買い物してますか?
先日、街を歩いているとこんなショッパー (=買った商品を入れる袋のことね ) を見つけました。
11月23日に増床してリニューアルを果たした新宿のZARAの告知がショッパーに印字されてます。「新宿 11月23日リニューアルオープン」これ、ものすごい分かりやすくないですか?
ダサいと思います?じゃ質問しますね。ZARAってダサいですか?
多分、ファッション好きな人なら嫌いじゃないハズ。というか服の企画している人なら、必ずZARAの洋服をパクって自社の商品にしたことあるでしょ。ほらー、カッコいいって認めてんじゃん (笑)。
でね、このことについてTwitterで書いたんだけど
ZARAのショッパー。カッコいい、カッコ悪いって話で何も考えずに却下されるのが今のアパレル業界だけど、ショッパーをメディア代わりにすれば、こんな分かりやすく端的に表現できるのに。カッコ悪いって感覚だけで検討もされないってホントにもったいない。 pic.twitter.com/UfMpLLuVfq
— ファッション通販アドバイザー 野田大介 (@KURUZE)
そういうことです。
こんな有望な告知媒体をロゴだけで、みすみす無駄にするなんてもったいないでしょ。 セール時にはコストを押さえたセールショッパーも作るんだから、ちゃんとそれにもブランドとSALEを開催していることについて書いた方が良い、だった伝わるじゃん単純に。
これは春くらいにH&Mに行ったときに撮影したものだけど、通販サイトのオープン告知。これもメチャクチャ分かりやすいでしょ。
自社のファンが一番集まる場所で分かりやすく告知する。一番有効な手段をちゃんとしている。でも売れない売れないって嘆いてる日本のブランドたちは「カッコ付けてる」からこういうことができない。というかダサいという時代遅れな自動思考で即刻却下して、自ら伝えることを放棄している。アーメン。
SNSを意識することも大事
これはボクがコンサルでお手伝いしているエスペランサさんの事例なんですが、以前のブログに書いたフロアマットの事例をよりシンプルにしてみました。
エスペランサさんの事例ですが、靴屋さんは、こうやって店舗の床にSNSを意識した文字を入れるだけで拡散してくれるチャンスが増えますよ!簡単だし費用もほぼなし。#エスペランサ #esperanza pic.twitter.com/dTZE2xHANL
— ファッション通販アドバイザー 野田大介 (@KURUZE) 2016年12月8日
これアパレルであれば、鏡の余白に入れれば良いだけ。
通販だって全然できます!
画像引用:ZOZOTOWN
画像引用:ロケットニュース24
上がZOZOTOWN、下がamazonの事例なんだけど、通販では「期間限定で梱包材を変える」というのが有効です。
梱包材が届くのは「買う」というアクションを起こしてくれた優良なお客様。そのお客様に対してすべからく届けられるもの。それは梱包材です。この梱包材をメディアとして考えてみたらどうでしょう?
例えば、新ブランドの告知。実店舗がオープンする場合、その告知を段ボールに印刷して近隣住民の方だけにその箱で送るとかね。ボクはサイトがリニューアルする際に、その告知としてリニューアル前に告知段ボールを用意して使うことがあります。クーポンをつける場合、クーポンコードも箱に印字して。
常識では告知の紙を同梱します。でもそれじゃ拡散されないし、たいして見られずにゴミ箱行きが関の山。それを一手間かかるけど、告知メディアを紙から段ボールに変えるだけで一気に興味を持ってお客様に見てもらえます。
憧れのショッパーってここ最近、まったくないでしょ!?
昔はビームスとかミジェーンとかセシルとか、みんながボロボロになるまで使った憧れのショッパーってあったよね。でもここ最近、全くないでしょ。
これはボクの仮説なんだけど、スマホとSNSの普及で情報が爆発的に増えてしまったのでロゴだけでじゃ何も伝わらないのよ。「ロゴだけでカッコよさを想像して」というのが当然もう通用しなくなっていて、それができるのはSupremeとかシャネルのロゴとか、そういう圧倒的な認知度を誇るロゴのみ。
もしくはティファニーブルーとかエルメスのオレンジとか、そういうカラーとブランドが紐付いてる場合は、何もメッセージがなくてもパッとそのブランドであると認知されるけど、その他のブランドはロゴだけじゃまず認知されません。
だからさっさと諦めて「何をやるのか」ってことをちゃんと伝えましょ。お客様がウェブサイトに着てくれるのを待ってたって、そうそう着てくれませんよ。SNSでお伝えしたって普段関係性の構築をしていないんだから、いきなり宣伝されても値引きにしか興味示さないですよ、どーせ。
何度も言うようにカッコいいことを目指しているブランドたちが皮肉にも「カッコつけて誰にも相手にされない」という一番ダサい状況に置かれているのが現状。時代の先端を行っているという勘違いを早々に改めて、今やっている「カッコつけて突っ張っている」状況をすぐに改めましょ。少なくてもボクは、それだけで大分救われましたよ。