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バナナは「おやつ」なのか?「お弁当」なのか?

どうも!買い物中毒のファション通販アドバイザーの野田(@KURUZE)です。お買い物してますか?

今日のブログでは、小学校の卒業文集に寄稿した内容を28年の時を経て書き直してみようと思います。果たして文章力は上がっているのか?

と、そのついでに「 遠足のおやつ代 500円の中にバナナは含まれるのか? 」という、永遠のテーマに終止符を打つべく、ボクなりにとある仮説も打ち立ててみました。

まずは小学校の時に書いた文章がこちら。

 

修学旅行にいった

六年で修学旅行に行ってきた。バスに乗って福島県の所にいってきた。朝早く起きたのでねむかった。最初あぶくま洞に行った。中にはいった。バス行ってそれから色々行ってきた。

ホテルに着いて最初にトランプやっていら班長会議に行った。おふろに入った。ぼくは入浴係だった。かたしたら部屋にもどって部屋で遊んでいたらこしが痛くなった。ごはんを食べて部屋で遊んだ。それから、消灯時間になった。

1組の人が「うるさいからぜんそくおこしたじゃない」と文句いってきた。ものすごくうるさかったよ。武田君がねたかったけどねむれなかったようだ。ぼくはねてしまった。

「スースースースースースースースースースースースー。」

その朝ぼくは5時30分ごろ起きた。藤沼君が起きていた。小林君も起きていたと思う。いろいろして遊んだ。朝早く起きたから腹がへっていた。その日の朝ごはんは、全部食べてしまった。だからお茶をたくさん飲んだ。それから荷物をまとめてホテルの人にあいさつしてる時何かもらった。ほしかった。

バスに乗ってホテルの人に手をふって野口英世記念館に行った。いろいろ見てきた。その次にお城にいった。それから日新館に行って見学して楽子ていでごはんを食べた。その次におみやげを買って白岡に行った。

ぼくはおみやげに喜多方ラーメンとキーホルダーとかけじくを買った。家に帰ってねた、おもしろかった。

どうです? ひどいですねー (笑)。

事実を事細かに綴っていると思いきや、肝心な部分は「色々」で濁している。そして何より感情がない!

よくある感想文があらすじ文になっちゃった感じですね。唯一「スースースースースースースースースースースースー。」と、遊び疲れてよく眠れた様子を擬音を用いてリアルに描写している (?) 。

じゃこれを28年の時を経て、この文章を四十のボクがリライトするとこう変わります。

 

バナナは「おやつ」なのか?「お弁当」なのか? 修学旅行の思い出

小学校六年間の中で最も思い出で深い出来事といえば「修学旅行」をおいてほかにはあるまい。気の知れた仲間たちとひたすら遊び、学んだ一泊二日。今日は、その模様を綴ってみたいと思う。

初日。旅のスタートは、早朝に学校の校庭へ集合するところから始まる。昨夜「遠足が楽しみで眠れない」そんな可愛らしい一面が自分にも起こるかなんて期待していたものの、ウキウキというよりドキドキして眠れなかったという方が正解だろう。

ドキドキの理由は「バナナはおやつの代金に含めるか?弁当扱いでいいのか?」ということ。

バナナはコンビニやスーパーでおやつコーナーではなく、生鮮食料品コーナーにある。ということはだ。世間一般では「おやつ」という一度セッションが切れた別物として扱われるのではなく、あくまで「主食のメニューの中に含まれるデザート」という同一セッションに含まれるものとして扱われている。

ということは「バナナはお弁当 (の一部) であって、おやつに含まれるものではない!」というのがボクの持論である。

しかし幾多の先人たちがバナナをおやつ扱いされ、500円枠をオーバーしてしまうという苦い経験を持つだけに、ボクは「クルゼ ( =ボクのアダ名です ) 理論を担任の先生に認めさせ、おやつ500円分 + バナナという正当なる権利を勝ち取る!」ということがこの旅の最大のテーマにしていた。

この権利さえ認めてもらえれば、パイナップルだろうがリンゴだろうがみかんだろうが一網打尽で認めてもらえる。

なによりボクの後に続く後輩たちが悩むことがなくなり、おやつ500円枠を上限まで思う存分使うことができる。「大義は我にあり」である。

しかしながら体制側の人間というものは、えてして頭が硬く前例主義というのが世の常。おそらくボクが近所の「ショッピング三田」で揃えた500円のおやつに加えてバナナを持参してきたことが知れれば、学年全部を巻き込んでの大論争となることであろう。望むところだ、受けて立とう。

そんなドキドキと大きな大義を胸に秘め、修学旅行前夜はあまり眠れなかったことを覚えている。

やがて校庭には1人2人とクラスメイトが集まってくる。どいつもこいつも人の気も知らないで呑気だ。数人にヒアリングすると予想通り おやつ500円+バナナを持参してきたものは1人もいなかった。素直。逸脱することを良しとせず平均化を目指す日本の教育の成果なのか、弊害なのか。

そうこうしてるとバスの乗車が始まった。ボクは最後列の一番端の席へ。集合写真だってバスだって、いつだって立ち位置は同じだ。酔うヤツはゴメン。一番前にいってくれ。

そしてバスは最初の目的地であるあぶくま洞へと向かうのであった………。

 

って長っ!1つも目的地に着く前に原稿用紙が埋まっちゃったよーーー!

ま、でもこんな感じ (笑)。

28年の時を経て「ハンパじゃなく人格がひん曲がった!」ということだけは確実に分かりました (笑)。アーメン。