買ったときが一番価値が低い。そんなお買い物してますか?
どうも!買い物中毒のファション通販アドバイザーの野田(@KURUZE)です。お買い物してますか?
秋もすっかりと深まってくると毎年恒例となる行事が待っています。それは「衣替え」。といっても洋服じゃないです。靴です靴。「靴の衣替え」です。
夏はフルレングス ( =長ズボンのことね! ) のパンツを履くことが少ないので、足元はスニーカーが中心。でも個人的にフルレングスのジーンズにスニーカーを合わせるのはあまり好きじゃない ( ※VANSやコンバースといったバルカナイズド製法のスニーカーは例外 ) ので、秋冬はフルレングスのパンツに合わせて革靴が中心となっていきます。
つまり夏はスニーカー、秋冬は革靴。春は半々くらい。この足元事情に合わせて下駄箱の中身を変えていく。
このイベントは同時に置物として熟成期間を過ごした靴たちがボクの足元にデビューするタイミングだったりします。
( ※なぜ買った靴をすぐに履かないかというと、すぐに履くとかぶる人がいるから。3年くらい経つと新品で履いてる人はほぼないないので、その頃デビューさせます )
深みのあるバーガンディが好み。この「深み」ってとこがポイント
そんな革靴が中心となる秋冬のボクの足元事情ですが、まず選択肢として頭に浮かぶ先発投手陣は固定されます。それがこのメンツたち。
ALDEN、VISVIM、REDWINGなど、ブランドは様々でも共通する点は「深みのあるバーガンディ」(=濃い赤茶のことね) ということ。黒でも茶でもなくバーガンディ。しかも深みのあるバーガンディに目がありません。
赤に近いバーガンディじゃなく、黒に近いバーガンディをイメージしてもらえると分かりやすいと思うんだけど、大事なのは「深み」があるってこと。
ボクの中で三十を超えたオトコは、ある程度の経験を積み人間としての深みを持ち合わせていないとマズいというか、魅力に欠けると思ってます。では、そんな深みをもった渋いおっさんはどんな装いをするのか?と考えたら、ボクの中のイメージとして深みのあるバーガンディがしっくり来るって思ったの (笑)。
薄っぺい理由ですよね、ホント(笑)。
買ったときが一番価値が低い。そんなお買い物してますか?
でもね、最初はそんな感じだったんだけど、三十過ぎて色々買い物してるうちに、ある共通点に気づきました。それは「買ったときが一番価値が低い」ってこと。
普通買い物って買った瞬間が新品で一番価値が高いですよね、電化製品でも家でも車でも。でもね、そういう買い物ってあまり楽しくないってことが分かった。買った瞬間に陳腐化が始まっていくので、買うまでが楽しいだけ。
でもおっさんになるにつれ深みを意識しだすと、買うものが「使えば使うほどアジが出るもの」に変化していった。
例えば、ライダースをやたら買うようになったり
リュックからレザーのバッグに変わったり
憧れのブランドにオーダーしてみたり
わざわざ生産中止の車にしてみたり・・・。
これらは全部「買ったときが一番価値が低い」アイテムだと思ってます。価値が低いって値段とかじゃないよ!「若い」っていうのかな。経年変化してアジが出ることで、やっと一人前の顔になっていくようなアイテムばかりです。だから新品状態が一番ダサい。
例えば、これはALDENの新品状態ね。
http://setagaya2.exblog.jp/17984990/
これボクのじゃないけど、経年変化したALDENね。
一目瞭然でしょ!?
磨き上げられた光沢や年輪のように刻まれた履きシワ……、どう見ても新品より断然カッコいい。こんなの履いてツイード着てたら超イカしたおっさんでしょ? 円熟味出まくりっていうか。
こういうものって大抵はお値段がそこそこするけど10年20年って使えるものだし、しかも徐々に魅力を増していくと思えば実はお得なんじゃないかな?って思うんです。
だから目先の出費はいつもより多いかもしれないけど、たまには清水の舞台から飛び降りる覚悟で「買ったときが一番価値が低い」っていうような逸品に目を向けてみてはいかがでしょうか?
大丈夫!お小遣いなくなるって最初は怖いかもだけど、何回も飛び降りてるとまったく怖さなくなります (笑)。
あと徐々に舞台の高さじゃ満足できなくなって、屋根くらいから飛び降りるようになります。というか飛び降りる覚悟もいらなくなり、階段を一段降りるくらいの感覚になりますよ (笑)。