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アパレルブランド復権の鍵を握る!? SNSで愛される次代を担うブランドまとめ!

どうも!買い物中毒のファション通販アドバイザーの野田(@KURUZE)です。お買い物してますか?

エクスマ塾に参加して以来、SNSの重要性を痛感する日々ですが、まだまだSNS=宣伝ツールというのが一般的だなと痛感します。そこで今回のブログでは、SNSをうまく活用して売り上げを伸ばしている事例を国内外問わずご紹介していきます。

 

個人の利便性を満たしつつ、新しい見込み客を獲得できる仕組み

まず最初に紹介する事例は ワービーパーカーをおいて他にないでしょう。通販関係者でこの名前とビジネスモデルを知らないとしたら、正直ちょっとマズいです。

ワービーパーカーの創業は2010年。ペンシルヴァニア大学ウォートン・ビジネス・スクールの生徒4人によって在学中に設立されたメガネブランドです。メガネ1つ購入するのに何百ドルもすることに疑問を感じた4人がロイヤリティや中間マージンを排除することでコストを抑えることを成功し、通常では500ドル程度するようなフレームを100ドル〜150ドルくらいでオンライン販売することに成功し爆発的な人気を得ました。

このワービーパーカーでは、度付きのメガネを通販するというこれまで不可能と思われていたことを可能にするために様々なサービスが行われています。その代表的なサービスが5本のメガネを5日間送料無料で貸し出す「ホーム・トライオン・サービス」と呼ばれるもの。これによってお客さんは、自分の顔にあったメガネをゆっくりと試すことができます。

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画像:WARBY PARKER

でもね。それだけじゃSNSで話題にはなりづらい。

このホーム・トライオン・サービスの優れた点は、届いたメガネをかけて自撮してもらい「どのメガネが一番似合うか?」という問いかけと共に #warbyhometryon のハッシュタグをつけて投稿することを促しています。

さらにはワービーパーカーのアカウントへ、その写真や動画で問い合わせをするとプロにアドバイスをもらうこともできる仕組みもあります。

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画像:WARBY PARKER

商品のクオリティも価格も申し分なし。そんなワービーパーカーの優れた商品でも知られなければこの世に存在しないのと同じこと。それを自由に試着できるホーム・トライオン・サービスによって個人の利便性を満たしつつ、新しい見込み客にもリーチできる素晴らしい仕組みだと思います。

 

着用画像を投稿することで、その画像が商品ページに表示される

ハーバード大学の経営大学院を卒業した女性2人が2011年に創業した バウブルバー良心的な価格のジュエリーをインターネットのみで販売しているブランドなのですが、ここで注目してほしいのは商品詳細ページ。

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画像:BAUBLEBAR

ページの下部に実際にお客さんが着用している画像が表示されています。これはページに設置されたボタンでその商品を着用している画像をアップすると表示される仕組みとなっており、インスタと連携している画像も見受けられます。

お客さんがサイト作りに参加することで、そのサイトにより愛着を持ち紹介してくれるようになる素晴らしい仕組みだと思います。

 

商品そのものがフォトジェニック!買ったら絶対シェアしたいスイーツ・シューズ

アイスクリームやケーキやドーナツといったスイーツ風にカスタムを施したシューズやバッグ。フロリダ州オークランド発の シューベーカリーは、商品そのものがSNSでシェアしたくなるブランドとして大人気を博している。

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実際にクリームの絞り袋といった製菓用の道具を使いアクリル溶剤で制作しているシューベーカリーの商品は、実際に食べられるのか!という問い合わせがあったほど。

そしてこのフォトジェニックな商品は、SNSでシェアされやすい特性をもっているわけだが、それをより促しているのはカスタマーフォトというSNSの投稿を集約させたコーナーの存在だろう。

こんな商品見たことなかった。そんな風に想像を超えること。これもSNSで愛される重要な要素なんでしょうね。

 

デジタルミラーに映った自分の試着姿をフェイスブックに簡単に投稿

オーストラリア発のフィットネス・ウエアブランドの ローナジェーン。ニッチなマーケットとも言えそうなフィットネスウエアでありながら、設立から20年以上たった今もなお世界各地に120以上の店舗を持ち、年間1億ドル以上の売り上げを誇る人気ブランドである。

そして110万人以上 (!) がフォローするフェイスブックページでは、低カロリーのレシピを紹介したり、格言のようなメッセージを配信するなど、宣伝ではなく情報を配信することでこちらも人気となっています。

このローナジェーンが数年前に導入して話題となったサービスがあります。それが「ソーシャルアイズ」というシステム。これは店舗に備えられたデジタルミラーで自分の試着した姿を撮影し、それをそのままタグ付けしてフェイスブックページに写真を送信。友だちに意見を聞くことができるというもの。

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画像:ALTAVIA Watch

SNS上で話題となるためには、お客さんに投稿してもらうことが一番。でも「自分で撮影して、投稿までしていただく」。このハードルはとてつもなく高い。それを試着の「ついで」に簡単にできるように工夫をすることで投稿を促進しています。

 

遊び心満載!商品ページにPOPが貼れてSNSでシェアもできる!

ヴィレッジヴァンガードといえば、店頭にある黄色のPOPが代名詞だと思いますが、実は通販の商品詳細ページにも自分の好きなキャッチコピーを書いて、そのポップを貼り付けられちゃんです。

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画像:ヴィレヴァン通販

さらにこのポップは、TwitterとFacebookでシェアもできる。

店頭でお馴染みのPOP作りにお客様が参加できる。この遊び心ってホントに素敵。

サイトにPOPを集めたページを作って、POPコンテストを開催してもいいし、ハガキ職人ならぬPOP職人をサイトで生み出すようにコンテスト結果でポイントを付けて年間ランキングを発表するなど、サイトの伝道師になってもらうというのも面白そう。なんだったらシェアした投稿経由で売れた場合は、ポイントバックもいいだろうし。

さらには実際に購入した人には、自分で書いたものと同じ内容のPOPが同梱されたら嬉しいだろうなぁ。ヴィレバンのファンであればこのPOP欲しいだろうし、それが自分で考えた内容であればなおさらね。フィギュアなら一緒に飾れるしね。

 

SNSの申し子!通販も店舗も販売員も在庫もなし! 

ラストはここしかないでしょう。SNSの申し子と言っても過言ではない  Keisukeokunoya。上記で紹介してきたような、どんなにSNSに愛されるブランドであっても通販サイトやウェブサービスといった何かしらのプラットフォームを持っています。

Keisukeokunoya

画像:Tanpan.jp

でも Keisukeokunoya は、通販システムも店舗も販売員もなし。もっと言えば完全受注生産なので在庫もなし!

FacebookやTwitterという既存のSNS上のやりとりだけで、億を超える売り上げをたたき出す。しかも集計は人がコメント欄を読んでピックアップしていくという超アナログ仕様(笑)。100%大手は真似できません。

しかも買った人のほぼすべてが、すべからくそれをSNSでシェアする。人と同じものは着たくない。これってファッションあるあるだと思うんだけど、Keisukeokunoyaでは、みんながお揃いを着るという新たな価値も生み出している。

いつも5年先の景色を見てるように思うんだけど、集計と発送は10年前と変わらぬ姿がそこにある(笑)、でもその苦労もSNSで共有されるので、逆にありがたみが増すからスゴい。


以上、ヴィレッジバンガードはアパレルじゃないけど、アパレルもあるってことで6つほど事例をピックアップしてみました。

SNSで発信したくなる商品なのか? SNSで発信したくなる仕組みなのか? SNSで絡みたくなる人柄なのか?

これまでのアパレルでは「商品力」が売り上げを左右する大きな要素だったと思うけど、そこだけで独自化することはもう難しい状況にあるのかなと。だからこそ、こういう仕組み作りの方が今は重要なんじゃないかって思うんです。

いつまでも商品におんぶにだっこではなくボクら営業側、マーケッターの存在感が大きくなっていかなきゃダメなんですよ、絶対。