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「時間」はすべての価値に変換することができる唯一の存在

どうも！買い物中毒のファション通販アドバイザーの野田(@KURUZE)です。お買い物してますか？

今日コインパーキングでこんな出来事がありました。

はい、これ誰しもが経験したことありますよね？ 本当に理不尽だと思います。

わざわざお金を崩しにコンビニまで行って (=無駄な時間) 、別に今は欲しくもないジュースやお菓子を買い(=無駄な買い物)、その間に駐車場料金もあがる ( =無駄な費用) 。この無駄の三重奏は、個人的にかなり許せない部類に入ります (笑)。

駐車場建設のときにどうしても予算が足りずに、1万円札や5000円札、もしくは電子マネーが使えない支払機を採用せねばならないプロジェクトにおいてボクがプロジェクト・マネージャーだったら「この支払機は1000円札しか使えません！お戻りの際は高額紙幣をくずしてからお戻りください！」というようなポップを出口付近にデカデカと貼ります。

支払いの際に「実は使えないんです」はフェアじゃないでしょ。隣に両替機があればいいけど、ないんだから。

もし事前にちゃんと説明を受けていれば、1000円札を持たずに帰ってきたとしてもそれは完全にこちらの責任。諦めがつくってもんです。でもだまし討ちのように1000円札が使えないことを伝えずに、支払いのタイミングで「実は…」って言うのは卑怯だと思います。だから腹がたつ。

ちゃんと事前にこちらが確認すればいいのかもしれないけど 【 駐車する → 1000円札が使えるか確認する → お出かけ】というユーザーフローはあまりに不自然。明らかにサービス設計をする上でセンスがない仕様になっております。

だからこそ【 駐車する → 出口付近に必ず目につくように明記された1000円札が使えない旨を理解する → お出かけ】というフローにすれば、ユーザーに余計な負荷をかけることなく支払機の欠陥を防ぐ可能性が高まる。

そういうところまで深く考えず、ただ設置しっぱなしの怠慢経営なので「ユーザーの時間もお金も奪う」という最悪な結末を迎えるにいたっている。


見て見て！ひどいでしょ。掠れた文字で下に高額紙幣は使えないって書いてある。しかもこのタイミングで。事前にデメリットを説明しないからクレームになるって藤村先生も教えてくれたでしょ！

 

時間という資産は、唯一すべての価値に変換することができる存在

ボクがこの世の中で一番苦手なことは「時間を奪われること」です。ですのでカスタマーサポートに電話して延々待たされる時間も嫌いだし、渋滞も無理。当然並ぶのも苦手です。

上記の例でいくと3つの無駄のうち「わざわざお金を崩しにコンビニまで行く時間」が本当に許せない。なぜなら時間って一番大切なものだと思うので。

行き過ぎだ格差によって、そろそろ終わりが見えてきた資本主義。在るところに集まるという、この不平等な仕組みの中で、唯一平等に与えられているものは1日24時間という時間だけだと思うんですね。それこそどこの国の人であろうと、お金持ちも貧乏でも。大人でも子供でも。

お金を出せば良いところに泊まれるし良い席にも座れる。例えば新幹線。お金を出してグリーン車に座れば、過ごす時間の体験は買えるけど到着が早くなるわけではない。つまりいくらお金があったとして時間を買うことはできないので、あらゆる資産の中で一番大事なものは時間だとボクは考えます。

時間さえ無限にあれば人より多く働いてお金持ちになることは簡単だし、時間さえ無限にあれば人より多く経験して知識を得ることもできる。つまり 時間という資産は、唯一すべての価値に変換することができる存在 だと思うので、それを無条件で明け渡すことが本当に苦痛でなりません。

だからボクの感覚でいくと「サーティワン無料でプレゼント」のクーポンで並ぶ人の行動が理解できない。アイス1つもらうために並んだ時間は、アイス1つ買う以上のお金に変換することは簡単だと思う。

あとこれは絶対物議を醸し出す意見なんだけど「1000万以上する車しか走れない車線を作るべき」だとも思っています。だって高いお金出して車買って、高い税金払っている人の時間を渋滞で奪うのはフェアじゃないもん。ボクシングも柔道も体重別で分かれているように、軽自動車とフェラーリだったら車線分けるべきなんじゃないかなって思ったりもします。

これ言うと絶対怒られるんだけど、軽自動車はご近所用で原付と同じように高速道路禁止でもいいとすら思っちゃう (クズで本当にすいません )。

時間をお金で買うのか、反対に時間を使ってお金を節約するのか。ここはユーザーの価値観で選択すべきであって、なんでも平等にすることで逆に不公平になっていることが本当に多いと思います。

お金に支配されてきた時代が終わりに近づき、それぞれが自分の経済圏を自由に選択できるようになっていくこれからの時代。時間を通貨代わりに使用できる タイムバンク のようなサービスが出てきた通り、今後は時間をお金代わりになんてことが広がるかもしれません。

そうなって初めて時間の価値がより認知され、世の中の仕組みが無駄な時間を節約する方向に向かっていくのかもしれませんね。