そのブランドコンセプト伝わってないですよ!
どうも!買い物中毒のファション通販アドバイザーの野田(@KURUZE)です。お買い物してますか?
雑誌やカタログ、モールサイトへの出店時など、ことあるごとに必要となるもの、それは「ブランドコンセプト」です。
あらゆる場面でお客様の目に触れるものであり、イメージビジュアルと共にお客様に自社のブランドの魅力を伝えることができる有効なツールであるにも関わらず、多くのブランドにおいてブランドコンセプトがまったく機能してません。
例えば
「カジュアルだけど、どこか上品な香り漂う」= かっちり目の白シャツをラフに着こなす感じ?
「大人の遊び心を表現」= カジノ柄?
「上品でセクシー、シンプルでフェミニン」= 着地点どこ?
とかね。
あえてマシな方を選んでますが、スゴいものは本当にスゴい。旅人になっちゃたり時代が変わったりしちゃうんです(笑)。
何か言ってるようで何も言ってない。そんなカッコつけコンセプトが多すぎ
ブランドコンセプトってお客様にブランドの魅力や強みを伝える役割はもちろん、働いているスタッフみんなが立ち返るものにすべきなのに、カッコつけた言葉を並べているだけで文章としての意味は不明。
何か言っているようで何も言ってない。そんなコンセプトがほぼだと思います。ホントにもったいない!
何度も言う通り「カッコつけて相手にされない」って一番ダサいことですからね。ちゃんと伝わる言葉に直した方がいいですよ。
例えば、Regalectのコンセプトみたいに。
新しいブランドを作りました。
街には素晴らしいプライスの服がたくさんあるので私たちは品質にこだわった服を作りました。
日本の熟練した職人による世界に発信出来る品質です。
それを手に届くプライスにしました。
トレンドの風は東から西へ、西から東へ繊細な女性の如く、風向きを変えます。
私たちは「デニム」を真剣に作ります。
どちらに風が吹こうとも「デニム」を作り続けます。
ちゃんと語りかけてますよね。
そして「クオリティの高いデニムを、安くはないけど手の届くそこそこの価格で提供している」ということが伝わりますよね。
そういうことです。
文章だけで、このブランドは「デニムに定評がある」ということが伝わるので、デニムを探している人であれば気にかけてRegalectを知らない人でもサイトや店を訪れてくれる可能性がある。
最初に紹介したような内容では具体的なイメージが何も浮かばないので、お客様との接点を放棄していることになります。
雑誌やカタログ、ホームページやモールサイトなど、ブランドを紹介する場所にちゃんと「伝わるブランドコンセプト」があれば、それだけで多くのリーチを獲得できるはず。
コツは絞ること!あれもこれもだとフワッとして何も伝わらないので、思い切って絞りましょ。
Regalectは「デニム」。明確ですよね。大丈夫!あのユニクロだってブランド認知を高めていく過去の段階では「ヒートテック」や「フリース」ってアイテム単体に絞ってたでしょ? そのアイテム目当てにいくと結果色々あるので他も買う。そんなもんです。
今すぐカッコつけてるだけで何も言ってないコンセプトを捨てて、お客様に伝わるコンセプトにしてみましょ。